子どもに寄り添う - 少年事件・学校事故への取り組み(野口善國)
当事務所の弁護士は、いずれも子どもの権利に関する活動に力を注いでいます。特に、野口善國弁護士は、1980年の弁護士登録以降、子どもの権利分野において積極的な活動を続けてきました。
神戸連続児童殺傷事件の犯人の少年の弁護団長、姫路タクシー運転手殺害事件の犯人の少年の付添人を務めるなど、非行少年の弁護・付添活動を多数手がけ、いじめ事案調査の第三者委員を務めるなど学校問題にも取り組み、さらには最近では虐待児童のシェルター「つなご」の設立・運営にNPO法人の理事長として関わるなど、子どもを守るための活動はライフワークとも言えます。
このページでは、野口善國弁護士が長年の子どもの権利を守るための活動を続ける中で培った知識・経験・ノウハウや、子どもたちへの思いをご紹介します。
【1】少年事件
- お子さんが逮捕されたら
1 まず事実を確認
» 警察に聞いてみる
» 友達に聞く
» 弁護士に聞いてもらう
» 本人も本当のことを言うとは限らない
2 早いうちに弁護士に相談を
» 逮捕されるとあとが早い
» 初めが肝心 - 自白調書の恐さ
» 弁護人を頼む権利
3 これからどうなるの?
» 手続の流れ
» 親は子を守れるか
» 鑑別所ってどんなところ?
» 少年院ってどんなところ?
4 少年事件~少年法「改悪」と闘う
【2】学校事故・事件について
- 平成30年3月10・11日に、学校事件・事故被害者全国弁護団の11日に、那須塩原で全国弁護団の研究会が行われました。いじめ調査の第三者委員会のあり方など、最新の問題について全国の弁護士、研究者、事件関係者などが活発な討議をしました。那須雪崩事故の遺族も多数出席されました。(2018.4.05)
- 平成29年9月16日に学校事件・事故被害者全国弁護団の全国一斉電話相談が行われました。いじめや体罰を中心に全国で38件の相談が寄せられました。(2017.9.16)
【3】弁護士会の活動
- 子どもの権利委員会
いじめ予防授業
※弁護士会では、各学校の要請があれば、いじめ予防授業の出前をしています。野口善國も積極的に参加しています。予防授業のレジュメはこちら。
・三木市立中学校でいじめ予防授業を行いました(2021.7.12) - 人権擁護委員会
人権救済申立
【4】子どもを守る活動 シェルター
- 特定非営利活動法人つなご設立、平成29年9月1日より「こころんハウス」開始しました。つなごの正会員・維持会員募集中! ご案内のチラシはこちら。(2017.9.1)
- 入所した子どもの数はもう10人を超えました。6人が定員なのですが、大体5人は在所しています。悲しむべきか、喜ぶべきか迷うところですが、とにかく職員の方はてんてこ舞いで大変なようです。(2018.4.5)
【5】最近の講演活動
少年非行問題を中心に、子育て、少年法「改正」などについての講演活動を行っています。
- 平成30年10月15日、神戸市民生委員を対象とした講演を行ないました。当日のレジュメはこちら。(2018.10.30)
- 平成30年3月5日、某高校で教員を対象に、「異性交遊と校則」と題して講演しました。当日のレジュメはこちら。(2018.4.5)
- 平成30年2月12日に開催された「子どもの自殺予防全国キャラバン『自分に生まれて良かった!』IN 兵庫」にて、野口善國弁護士が「いじめ自殺根絶を求めて」と題し基調講演を行いました。当日のレジュメはこちら。(2018.3.2)
- 平成29年9月2日 BBS会員向け講演「少年の更生と弁護士、保護司の役割」当日のレジュメはこちら。(2017.9.2)
【6】調査委員(いじめ事件等)の活動
- 大阪市・宝塚市のいじめ事案調査に関する第三者委員を務めるなど、いじめ事件等の調査委員としても活動を行っています。
【7】鑑別所視察委員
- 名古屋刑務所での重大事件発生の後、刑務所内の人権侵害を防止するため、外部の第三者による視察委員会制度が作られました。その後、少年施設にも同委員会が設置されるようになりました。野口善國は現在、神戸少年鑑別所の視察委員をしています。幸い今のところ、重大な人権侵害事案は発生していないようです。