子どもに寄り添う - 少年事件・学校事故への取り組み(野口善國)
1ヶ月2万円で生きている子ども〜野口善國のつぶやき
飽食と呼ばれるこの時代に、神戸でも1ヶ月2万円で暮らしている子どももいるのです。
4年前から野口善國弁護士が世話をしている元少年A子から聞いた話です。A子が時々利用するネットカフェは1日500円だそうです。24時間居られて、ジュースが飲み放題だそうです。
A子がその店で知り合ったX子は19歳です。
母親がもう家に帰ってくるなと言って、その代わり1ヶ月2万円だけくれるのです。
X子はこのネットカフェで1日中過ごして、スマホをいじって、ジュースばかり飲んでいるそうです。
そうして1ヶ月を残りの5,000円で過ごすのだそうです。
入浴もろくにしないので臭くて、他の客から苦情が出て、2ヶ月でこの店を追い出されたそうです。
私が理事長をしているシェルターの利用もA子を通じて勧めたのですが、スマホを取り上げられるシェルターには行きたくないとのことでした。
今どこで、どうしているのやら。
このような子どもが全国にどれだけいるのでしょうか。