子どもに寄り添う - 少年事件・学校事故への取り組み(野口善國)
少年事件への姿勢 〜野口善國のつぶやき
家庭裁判所の少年事件での弁護人的な役割をする人を「付添人」と言います。
私は「付添人」とは少年の心に寄り添う人と考えています。ただ、物理的に、審判の場に少年とともにいるというだけでは不十分です。少年を理解し、その幸せを願うという「寄り添う」ことこそ付添人の任務だと思います。
少年の幸せを願うための活動とは、少年の非行性(要保護性)を減少させるだけでは不十分です。
少年が周囲の人から愛され、自分が周囲の人々や社会のために役立っている実感を持ち、自信を持ってその後の人生を歩んでいくために努力する、これが私の「付添人」としての姿勢です。